勉強を苦手とする人はたくさんいますよね。できれば避けて通りたい。
どうしたらできるようになるのでしょうか。今回は、考え方についてのお話です。
勉強はしているのに、一向にできるようにならない
同じミスを繰り返してしまう・・・
こういったミスを誰しも一度は経験しているのではないでしょうか。
ここでは、英語を例にその根本的な問題点を説明してまいります。
例えば、最初の壁とも言える英文法として「3単現のS」があります。
「彼は学校に行きます」
He go to school.(誤)→He goes to school.(正)
あ、goesだった・・・
だけの意識ですと、
「彼女は学校に行きます」に変化しただけなのに
She go to school.と書いてしまいます。(正しくは、She goes to school.)
誤答の本質を自身で捉えない限り、
「トムは学校に行きます」
Tom go to school.と書きます。
He,She,Tomだとgoesになるんだ!
だけの意識ですと
「彼は英語を勉強します」で再び
He study English.と間違えますし、(正しくはHe studies English.)
She study English.(She studies English.)
Tom study English.(Tom studies English.)
と誤答は永遠と続きます。
主語や動詞は無限に存在し、目的語も変化していきます。
やがて
「マイクはフランス語を話しません。」
「ベッキーは日本語を話しますか。」
「レベッカは毎朝、ドイツ語を勉強するために早起きします。」
「ニックは何か冷たい飲み物を欲しがっています。」
のように複雑になっていきます。
これらの全てを機械的に覚えることは困難ですし、とても非効率です。
ではどうしたら、確実にできるようになるのでしょう
それは「本質的な理解」をすること、
これらの問答を繰り返す過程で、
一度、「躓いているもの(三単現のSとは何なのか)を整理してみること」です。
具体例が一定数貯蓄されると、より明確にその本質を捉えることができるはずです。
「主語が三人称単数、時制が現在のときに一般動詞にs(es)をつける」
この抽象化した内容の意味が、自分で理解できるまで思考を重ねることです
「主語とは何か」
「三人称とは何か」
「単数、複数の違いは何か」
「時制(現在・過去・未来)の違いは何か」
自分で200%説明できる(他人に説明できる)」まで、納得するまで理解を深めること、
必要に応じて教科書やワークに戻って例文で確認することです
抽象化できれば、1を使って10を解くことができるようになります
「主語が三人称単数、時制が現在のときに一般動詞にs(es)をつける」
の「1」を正しく理解すれば「100、200の具体例」に答えることができます
100、200の具体例を覚えるよりははるかに効率的です
抽象化されたもの、それは学校の教科書に載っています
それをどう伝えるか、噛み砕くかによって理解力が変わっていきます
苦手なことを得意に変える魔法・・・・・
勉強はしているのに、なぜ同じミスを繰り返すのか
こう感じることがあったら
ときに目先の一題だけでなく、抽象化すること、俯瞰してものごとを捉える訓練をしてみましょう
それはきっと勉強に限らず、様々な面で役立つはずです!!