英語で塾や予備校をcram schoolという。
cramとは、「詰め込み式の」「詰め込んで勉強する」という意味です。
そもそも、日本のような塾や予備校がない(少ない)欧米では、ぴったり当てはまることばがありません。
それでも、あえて説明するときは
cram schoolやprep school(preparatory school)とするのが
一般的のようです。
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「予習は不要、塾が新しいことを教えるので復習だけやってください。
塾で習ったことだけを、先生から教わったことだけを、言われた通りやっていけば合格できる!」
中学生時に、塾の先生から
このようなことを言われた経験のある方、いらっしゃるのではないでしょうか。
新たな高校生活は軌道に乗りましたでしょうか。
自主的に勉強できていますか。予習復習がきとんとできていますか。
高校の授業は、中学と比べその進度が比べ物にならないくらい速く、内容も濃い。
英数をはじめ毎回しっかりと予習していなければ、すぐに分からなくなってしまう。
中学の頃に、勉強習慣、特に予習の習慣がなかった方は要注意です。
言われたことだけを、やって成績を伸ばしてきた方は
第一回の定期テストまでに、新生活の学習習慣を身につける必要があります。
自分ひとりではできない場合、早めに塾や予備校に通ったほうがいいのかもしれません。
ただし、ここで大切なのが一つあります。
それは、
詰め込み式勉強である「cram」だけで終わらない勉強
に励むことです。
言われたことだけを、淡々とやっているだけでは
本質はかわりません。
仮に、高校生活がうまく過ごせたとしても、
大学生活で破綻するのが目に見えています。
(まさか、大学でも塾予備校に通うわけにいきませんからね。)
いつかは、自分ひとりで勉強しなければならない。
いつ、何をどのように勉強していくか、自分で判断していく必要が必ず出てきます。
近年のロボット技術の進歩は著しい。
近未来、今ある仕事の半分はオートマチック化され、人間が行う必要がなくなると言われています。
そうなった時に、人間に求められるものは何か。
それは、『豊かな想像力と高度な問題解決能力』。
そうした力は、生徒が受け身となる授業(講義)ではとうてい養うことはできません。
先達が築いたどんな素晴らしい知識も、一方的なcramでは、将来につながる学習法の習得には結びつかないでしょう。
学習塾 挑はactive learningも取り入れるようにしています。
active learningとは、生徒が主体的、協働的に勉強することです。
覚えるコツや、解法などを教えあうことで、記憶を強め、理解を深めていきます。
講師による一方的なcramだけではなく、active learningとのバランスを常にとりながら指導しています。
習った知識を使って課題に取り組ませることで、生徒自ら弱点を認識し、さらなる知識や応用力の習得に結びつきます。
現在の学習指導要領は、
子どもたちの現状をふまえ、
「生きる力」を育むという理念のもと、
知識や技能の習得とともに思考力・判断力・表現力などの育成を
重視しています。
これからの教育は、
「ゆとり」でも、「詰め込み」でもありません。
次代を担う子どもたちが、
これからの社会において必要となる「生きる力」を身に付けてほしい。
子どもたちの未来のために。
※写真は、文部科学省が入居する霞ヶ関コモンゲート東館
(中央庁舎第7号館) wikipediaより
superficial measures to learning (付け焼き刃の学習)
や
knowledge one memorized overnight(生徒が一夜漬けで覚えた知識)
ではなく、
proven knowledge and tested application(確かな知識と検証された応用力)
を常に追求し、たくさんの子どもを、未来に羽ばたかせたいですね!
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