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One today is worth two tomorrow.

One today is worth two tomorrow.

(今日という一日は、明日という日の二日分の価値がある。)

 

これは、アメリカの独立革命の指導者である

Benjamin Franklin(ベンジャミン・フランクリン:1706-1790)が述べたことばです。


ベンジャミン・フランクリンの肖像
ベンジャミン・フランクリン

どこかで見覚えのある顔!?

そうです、彼の肖像が米100ドル紙幣

使われています。

 

ボストンの職人の子として、生まれたフランクリンは

出版業で成功を収めたのち、ジャーナリズム・政治・外交・物理化学の分野で活躍しました。

米第3代大統領となったトマス・ジェファソンらとともに

アメリカ独立宣言の起草者の一人である彼は、

雷の正体を電気と確認して、避雷針を発明したことでも有名です。

※左はwikipediaより。

 


「今やるべきことを、先延ばしにするな。」という教訓めいたことばですが、

古くはこんな表現もあります。

Never put off till tomorrow what may(can) be done today.

(今日なし得ることを明日まで延ばすな。)

ジェフリー・チョーサーの肖像画
ジェフリー・チョーサー

これは、14世紀のイングランド詩人

Geoffrey Chaucer(ジェフリー・チョーサー)のことばです。

 ※右図肖像はwikipediaより。

彼のこのことばは、多くの人々に影響を及ぼしました。

 


Never put off until tomorrow what should have been done early in the seventies.

(70年代の初期になしておくべきだったことを、明日まで決して延ばすな。)

~アメリカの風刺作家、George Ade(ジョージ・エイド)

『Forty Morden Fables(現代の40の寓話)』~

 

Never to today what you can put off till tomorrow.

(明日まで延ばせることを今日するな。)

~イギリス雑文家 William Brighty Rands(ウィリアム・ランズ)

Lilliput Levee(小人国の朝見の式)

 

By the street of "By and by" one comes to the house of "Never".

(「そのうちに」という通りを通っていくと「もうやめた」という家にやってくる。)

~スペイン作家 Miguel de Cervantes Saavedra(ミゲル・セルバンテス・サアベドラ)

『Don Quijote,Don Quixote(ドン・キホーテ)』~

 

Today must not borrow from tomorrow.

(今日は明日から何も借りてはならぬ。)

~ドイツの諺~

 


One today is worth two tomorrow.

過ぎ去った時間を取り戻すことはできない。

今日という時間を大切に・・・